篠籠田の三匹獅子舞   02.8.16見物 西光院

柏市篠籠田 

「真言宗豊山派 報恩山無量寺 西光院」

どれが寺の名前かよく分からないような、西光院
8月16日、旧盆の施餓鬼イベントとして行なわれる
篠籠田の三匹獅子舞」。

開始時間は、観光ガイドの本には「午後3時」、柏市の広報では「午後3時半から」
当日の寺の入り口案内には「午後4時から。 前後します」。
油断不可。 今回は3時50分位だったような


「獅子舞」だが「龍頭」で三匹で舞う。
利根川近くで水への信仰の一つ、龍神信仰が絡んでいるそうである。
五穀豊穣、家内安全、無病息災を祈願するが
日照りが続いたときは、雨乞いの舞にもなるらしい。


(1)御練り行列にて踊り手の入場。
 舞台は境内に、四隅に竹を立て、注連縄を張って作る。
 足元の土は箒で掃き清められている。

(2)舞台の中で御囃子と踊り。
  ・猿、ひょっとこ、きつねなどの面をつけた6名による踊り。



(3)塩撒き
  ・踊りの後、面をつけた2名が加わり塩撒き。
  ・最初は御囃子に合わせて、舞台の中から塩を見物客に向かって撒く。
 

その後は舞台から客の間に分け入って塩撒き。

 (←昨年撮影)

御子さんの頭に塩盛りを作ってみたり
踊り手の人が、日頃仲良くしてる人を見付けると
襟首引っ張って背中に塩を入れて
何が何でも無病息災を祈願してあげようと奮闘する


(4)龍頭、一匹ずつの舞

 大獅子↓      中獅子↓      女獅子↓
             
       

舞人の顔は正面から下げられた布で隠されている。
大獅子・中獅子には、龍頭に「まゆ毛とアゴ髭」が付けられている。
角は二本。

女獅子には「まゆ毛とアゴ髭」は無し。
角はよく分からなかった。


(5)三匹の獅子舞による舞
 上記の写真の三匹が揃って舞う。写真は撮り損ねたということで


始まりは「徳川5代将軍綱吉の元禄時代」とされている。
踊りや囃子、詞は全て口伝だそうである。

昭和50年、12月に千葉県の無形民俗文化財に指定された。


地元の方から、祭の前に
この舞の後には必ず雨が降る」という話を
曇天の空の下で聞く。
家に帰るまでは天気が持ってくれと
傘を忘れた人は、御寺の本尊に祈願する。


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