醤油の「むらさき」


醤油の異名に「むらさき」がある。

「何で紫?どうみても焦げ茶色」と、疑問に思って調べて見る。

煮物の影の色を上品にたとえて
某食品研究者の本による。
……

それよりもっと強い説。

江戸時代、文化文政の頃(1803〜1830)には、かなり高値の調味料だった醤油
(塩の7〜8倍価格)
野田の醤油が江戸で猛威を振るった(?)ころ。
上野寛永時に認められ、幕府御用達になったりした時期。

当時の江戸の服飾文化にあった「江戸紫」(C76 M90 Y20)


「紫染は昔から高級品の証しとされ
醤油もよく見れば、暗紫色っぽい。

醤油も高いし、江戸紫も高いと、
高値繋がりイメージで「むらさき」と言う。

今まで調べた中では、一番強い説得力を持っている説である。
高級品のイメージなら販売付加価格も高く付けられる。

と、そこで納得して終わったのだが。
違う視点でも「むらさき」になると思いついた。


異説 醤油のむらさき に続く

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