鬼門除け稲荷

関宿町  関宿城博物館より徒歩

 鳥居に瓦敷き。近辺の神社にも幾つか見られる。
社殿自体は小さなものだが
果たす役割はとっても大きい鬼門除け。

鬼門というのは俗説で簡単に済ませるなら
「鬼が来る方角、北東」。
最近はこの北東・鬼門についての細密・新説が大量に出て
紹介しきれないので、ここでは上記の理由で怖がられたので、
この方位に神様を置いて鬼の侵入を阻もうという
「鬼門除け」の神社。千葉県で一番北西にある神社なのだが。

関宿城博物館の展望室から南東の方角を見下ろすと
この赤い鳥居が目につく。最初は
「関宿城から見て北東に無い、鬼門除けになってない〜」と思ってしまったが
現存しない旧関宿城からはばっちり北東に置いてあった。
(今、旧城は跡を示す道標があるだけだそうだ)
「博物館となった関宿城は、昔とは違う位置に建てたか。
今の城には鬼門除けが無いな」などといらん心配までする。

社殿の背後はもちろん土手で写らないが、利根川が流れている。
ここより少し上流で、江戸川と利根川の分岐点がある。
川に挟まれて洪水も多い歴史があるが
神社の境内には「竜巻」が起きたことの話が残っていた。

「竜巻が発生して、境内の松の木を根っこから引っこ抜いたが、社殿は飛んでかなかった。」
松の木って、防風林にもなる、風には強い木が飛んでいって
社殿が残った……

 狛犬の台座に「西暦2000年記念」。
新しいのを設置。鳥居も塗りなおしてるから朱が鮮やか。

境内の土盛の小山に天満宮と弘法大師の石碑あり。


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